


という疑問を解消する記事を書いてみました。当記事を読むことで以下のことがわかります。
- 新型出生前診断(NIPT)とは
- 新型出生前診断(NIPT)の認可施設と無認可施設の違い
- 無認可施設を選ぶときの判断基準とは
(わたしの体験談に基づくいち意見)
それでは当記事の目次はこちらになります。
- 新型出生前診断(NIPT)の認可施設と無認可施設の違い&無認可施設の選び方をまとめてみた!
・そもそも新型出生前診断(NIPT) とは?
・認可施設と無認可施設の違いとは - 無認可施設を選ぶ時の判断基準を自分なりにまとめてみた(あくまで体験談に基づく)
・無認可施設の問題点&トラブル事例
・無認可施設選びで意識したことまとめ - まとめ

新型出生前診断(NIPT)の認可施設と無認可施設の違い比較&無認可施設の選び方まとめ
認可施設・無認可施設の違いなどを紹介する前に、そもそも新型出生前診断(NIPT)ってどんな検査?そしてなにがすごいの?というところをサクッとまとめてみました。

そもそも新型出生前診断(NIPT) とは?
新型出生前診断(しんがたしゅっせいぜんしんだん)とは、「母体から採血し、その血液を検査することにより胎児の染色体異常を調べる検査」のことです。
新型出生前診断という名称自体は日本での通称名であり、母体血清マーカ―テストなどの従来の血液による出生前診断と比較して感度、特異度からみる検査自体の精度がきわめて高い為、従来の出生前診断と区別してこのように呼ばれています。
出典元:八重洲セムクリニック
つまりママの血液から、わずかながら出てる赤ちゃんの染色体情報をひろい出して赤ちゃんの状態を調べる検査になります。

ここで、新型出生前診断(NIPT)はどういったところがすごいのかまとめてみました。
- 血液を採取するだけだから母体と赤ちゃんへの負担がほとんどない
→リスクが低いといえる - 精度が高い
→「陰性」的中率が99.99%とされている(染色体に異常が見られない赤ちゃん)
※母体血清マーカー検査(採血のみの従来の出生前診断とされる検査)と比較 - 検査の結果が理解しやすい
→「陰性」もしくは「陽性」のどちらかで結果を知らされる - 妊娠初期(10週以降)でも検査ができる
→母体血清マーカー検査や羊水検査(それぞれ従来の出生前診断)よりも早くうけられるため、赤ちゃんの状況を妊娠初期の時点で把握することを可能にする
※従来の出生前診断は妊娠15週以降での検査となる

- 従来の出生前診断とは「母体血清マーカーテスト」と「羊水検査」のこと
- 「母体血清マーカーテスト」は採血だけなのでリスクは低いが、精度が低いとされている
- 「羊水検査」は精度は高いが流産のリスクがある

よって、新型出生前診断(NIPT)は従来の出生前診断の「こうだったらよかったのに…」を解決してくれた検査とも言えます。

認可施設と無認可施設の違いとは
ネットで少し調べてみたところアラサーのわたしが 新型出生前診断(NIPT) うけれるのは、「無認可施設」と呼ばれるところだけらしいことが判明。
そこで、もっと詳しく無認可施設は認可施設とどう違うのか調べてみました。 (あくまで参考サイトをもとに個人的に調べてまとめたものになります)

■認可施設
・産婦人科学会の指針に沿っている
・35歳以上でないとうけられない
・夫婦で2回以上のカウンセリングをうけなければならない
・判定してくれる染色体種類は13、18、21トリソミーだけ
・性別判定はない
■無認可施設
・産婦人科学会の指針に沿っていない(だからといって違法でない)
・年齢制限がなく、全世代のあらゆる妊婦さんがうけられる
・1回の検査ですむ(何度も施設に通ってカウンセリングしなくてよい)
・判定してくれる染色体種類が13、18、21トリソミー(基本検査)に加えて、微小欠失と全染色体となる(ただし、微小欠失・全染色体検査は基本検査費用に数万円加えて支払う)
・性別判定をしてくれる(施設によるので事前確認が必要です)
つまり認可施設と無認可施設の違いは、うけられる年齢や得られる染色体の情報が幅広いということがわかりました。ただ、ここでまたさらにこんな疑問が

ということで、無認可施設を選んだときに意識したポイントを次の章でご紹介していきます。
ちなみに、「産婦人科学会ってのに沿ってないのになんで大丈夫なの?」と思った方は
八重洲セムクリニックで新型出生前診断(NIPT)をうけてきた体験談&口コミ・評判のまとめ
をチェックしてみてください。
無認可施設を選ぶ時の判断基準を自分なりにまとめてみた(あくまで体験談に基づく)
「無認可施設」っていくつかあるみたいだけど、果たしてどこを選べばよいのかわからなかったわたし。
当時は今よりも情報が少なかったのですが、アフターフォローがしっかりしてそうな無認可施設を選びました。
そしてその後、やはり結果的にそこの無認可施設で正解だったんだな〜と思えるような「無認可施設の問題点&トラブル事例」を報告してくれてるものを見つけたので、まずはそちらからご紹介します。
無認可施設の問題点&トラブル事例
ということで無認可施設での検査を考えている妊婦さんに、念のため事前に知っておいてほしい問題点&トラブル事例をまとめてみました。


- 遺伝カウンセリング(検査前のカウンセリング)の質のバラつきが問題
→新型出生前診断(NIPT)や遺伝カウンセリングに関する基本的な知識がない医療者だと、妊婦さんに対して説明を十分に行えていないケースがある

- 「陽性」判定の際に産科的な対応が不十分なことが問題
→「陽性」判定が出た際に、対応できる知識や経験がないため、確定的検査(羊水検査)せずに子どもをあきらめる妊婦さんがでる可能性がある

- 検査管理体制の甘さが問題
→翻訳が間違った検査結果が送られてくる

参考資料 ダウンロード URL :無侵襲的無侵襲的出生前診断遺伝学的検査pdf(昭和大学医学部産婦人科学講座 関沢明彦)
ちなみに、2018年の無認可施設での実施数はおよそ7000件ほどと推測されてます(参考資料「NIPTの検査数の推計:NIPTコンソーシアムVS無認可施設」による) 。
それに対して上記のような無認可施設での検査トラブル事例は39事例(2018年10月調査)と報告されています。

全体実施数に対して事例数を多いととらえるか、少ないととらえるかは人それぞれです。
ですが、検査を考えている妊婦さんには事前にこういったトラブル事例が一部の施設で起きているということを把握しておいてもらいたくて記事にしました。

ちなみに、資料によると無認可施設は合計55施設(2019年10月時点)となっています。
さらに、担当医師の基本診療科が産婦人科なのは大阪の病院の1つだけ(ただしその病院と連携している施設が東京に1つある)と報告されています。

関連記事
→ 八重洲セムクリニックで新型出生前診断(NIPT)をうけてきた体験談&口コミ・評判のまとめ
無認可施設選びで意識したことまとめ
無認可施設で新型出生前診断(NIPT)をうけたとき、その際にクリニック選びで意識したこと、また今後うけるとしたらこういうところを意識してクリニックを選ぼう!
というポイントをまとめてみました。

- 「産婦人科医」がカウンセリング・検査・アフターフォローの一連の過程を包括的に実施してくれる
→産科的な対応が必要になった際に、専門的なカウンセリングを迅速にしてもらいたいと考えた - 「陽性」判定だったときのアフターフォローの方針(結果に対するカウンセリングや羊水検査について)がはっきりしている
→本当に陽性なのかを知るために、どういった流れ (どこで?またはいくらで?など) で羊水検査をうけるのかを知りたかった - 新型出生前診断(NIPT)の検査実績を自社サイトで発表している(実績がある)
→フォローやカウンセリング経験が豊富なほうがよかった - なにより、「妊婦さんのことを考えてくれてる」ことが伝わってくる施設
→その施設がどうして全世代の妊婦さんに対して新型出生前診断(NIPT)を実施しようと考えたのか、それまでのいきさつや信念をはっきり宣言しているところがよかった

これらを意識すれば「無認可施設での新型出生前診断(NIPT)におけるトラブル事例を回避できるのかな~」と考えました。
そしてなによりわたしが重視したのは、
「新型出生前診断(NIPT)の専門知識がある産婦人科医のいる施設で検査をうけること」
事前のカウンセリングや専門的なアフターフォローを考えたときにそこは押さえておきたいなと思いました。
そして、決めたところは東京にある「八重洲セムクリニック」という無認可施設。
担当医師が「産婦人科医」であり、「国際出生前診断学会」の会員 (NIPTの知識あり)ということで条件 (自分の中の) はクリア。
そして、そのクリニック一択で検査をうけるに至り、無事に健やかな妊娠期を過ごせました。ffdcd9
関連記事
→ アラサーで八重洲セムクリニック新型出生前診断(NIPT)をうけてきた!検査をうけるまでの経緯について
まとめ
認可施設と無認可施設の違い、さらに無認可施設選びで意識したポイントについてまとめてみました。
当記事が、無認可施設で検査をうけようとしている妊婦さんの迷いや不安をやわらげるのに役立てたのなら幸いです。
